今、公園だからできる事

2020年3月25日

公園が人々の居場所を提供する
新型コロナウィルス対策における公園の第一の役割は、平常ではない環境下で様々なストレスを受けている市民に居場所を提供することです。体を適度に動かし外気を楽しむだけで、身も心もリフレッシュできます。また、ストレスを軽減し、適度に体を動かす習慣は免疫力の低下も防ぎます。

人々に居場所を提供するために安全を図る
私たちは、WHOや政府機関が出す勧告や指示を遵守したうえで、公園の活用を図らねばなりません。
その基本は、「換気が悪く」「人が密に集まって過ごし」「不特定多数の人との接触の恐れが高い」場所という3つの条件を避けることです。
公園の中の場所や行為で何が危険なのかを利用者に周知することが重要です。
人との距離をおよそ2m取るというルールや、人が触る手すりや遊具を触ったら手を洗うなどの知識があれば危険を抑えることができます。
混み合う公園では、年齢層で利用時間をずらすなどの具体的な提案やルール作りをすることで、通勤ラッシュが緩和されているのと同様に混雑を制御できます。

日常生活での制限が多い中で、お互いにリスクを把握して上手に公園を活用することを皆で考えてみたいと思います。今こそ公園は人々の受け入れに尽くし、存在を実感してもらう機会です。
世界からも多くの知恵やメッセージが届いています。公園でできる対策、提案を収集して市民と共有していきましょう。

一般社団法人公園からの健康づくりネット 理事 小野 隆


National Recreation and Park Association:
Joint Statement on Using Parks and Open Space While Maintaining Social Distancing
(社会的距離を維持しながら公園と広場を使用することに関する共同声明)(March 18, 2020)
https://www.nrpa.org/about-national-recreation-and-park-association/press-room/NRPA-statement-on-using-parks-and-open-space-while-maintaining-social-distancing/より

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